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大櫻 薫 (オオザクラ カオル)
所属施設・団体:(財)盛岡観光コンベンション協会 企画管理部企画管理課主査兼盛岡市観光文化交流センター主査兼もりおか啄木賢治青春館主査
TEL:019-604-3300
FAX:019-653-4417
川と山の揺籃の中、盛岡の人は育ちます。北上川・雫石川・中津川。賢治が謳った岩手山や啄木が愛した姫神山。そして「おらほの山」の箱ヶ森・南昌山・東根山も。
とりわけ、端正な稜線を描く石垣と豊かな樹相が四季を彩る盛岡城跡公園から続く中津川界隈は、自然と歴史が街並みに柔らかく融け合っています。
春が来ると勿忘草やカキツバタの青が中津川。夏には鮎釣り人や水遊びを楽しむ子供達と同じように、季節が巡れば鮭も遡上し白鳥も飛来します。「生きている川」だからこそ、誰もの心を和ませてくれるよう。柳がそよぐ川沿いの1本向こうの紺屋町には、手を経て紡ぎ出された逸品が軒を連ねています。南部鉄器、紫紺染、南部せんべい、造り酒屋。藩政時代からゆるぎなく伝わるこれらの手わざには、盛岡の心が静かに宿っていることを感じ取れることでしょう。
この辺りでは盛岡三大麺も楽しめます。地元の人と共に列に並び相席で食べる「じゃじゃ麺」は癖になる美味しさ、「わんこ蕎麦」で仲間とはしゃぐのも一興、そしてスープも美味しい冷麺のお店は青銅の擬宝珠のある上の橋のたもとに。
京都鴨川大橋になぞらえた上の橋は奥州道中登りの起点です。道続きを辿ると、明治末期の黒漆喰の土蔵、六角形の火の見櫓が街を見守る大正初期の番屋、藩政時代の商家、明治期の近代洋風建築のモダンな銀行などが、街並みにしっくりと馴染んでおります。どうぞこの辺りをゆっくりと歩いてご覧下さい。時の流れに包まれ、たいそう豊かで優しい心地になれる場所です。
私が勤務する財団法人盛岡観光コンベンション協会は、観光宣伝及び誘致・促進などに関する事業を行う団体で、中ノ橋際にある「プラザおでって」と3軒隣の「もりおか啄木・賢治青春館」の管理運営も行っています。
街を歩いていると、あちらこちらから語りかけてくる声が聴こえてくるような気がします。もの・人・建物・自然・おいしいものetc。全てに物語が存在し、それは他の何とも違う唯一無二のもの。知るほどに畏敬の念と愛情とこの街に暮らす誇りを呼び起こしてくれます。心をそっと揺り動かすような小さなやわらかな心でその物語をいつでも受け止め、お客さまの心に手渡し出来るようなおもてなしマイスターでありたいと思います。