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忍び駒
稲わらを材料にした簡素な馬人形で花巻地方独特なもの。全国に馬にちなんだ郷土玩具は多いものの、ほかに類を見ません。恋などのためにわら馬をつくり、円万寺の観音堂に夜ひそかに納め、願い事の成就のお礼に黄や赤の布をしめて納めたという伝説をもつ。縁結びに由来する民芸品。
花巻市
県南エリア
和紙張子
日本伝統手法である和紙張子は、十二支シリーズや岩手県南部に伝わる郷土芸能「鹿踊(ししおどり)」など色とりどりで可愛らしい形をした人形です。古くから成金縁起玩具として花巻地方に伝えられており、花巻のお土産としても人気を集めています。
瀬山焼
自宅近くの瀬山沢から採れる白色の質の高い陶土でつくられており、民芸調の花器や茶器、飾り皿などを得意とし、深い緑色の釉薬と青色の呉須釉薬と節目波紋が特徴。 宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」をモチーフにしていることも特徴的です。
銀河夢小紋ハンカチ
宮沢賢治作品の「銀河鉄道の夜」をイメージさせるハンカチ。 手染めのため、一枚一枚色合いや風合いが違っています。
丸三漆器 秀衡塗
奥州藤原文化を背景に生まれた秀衡塗は、創業百余年の歴史を誇る丸三漆器の名工に受け継がれています。朱と黒と金の基調の中に配された春秋草花紋とふっくらと手のひらになじんでくる雅趣に富む形は、伝統の中にも現代的なものを感じさせ、またその堅牢さは日継常の生活にも溶け込み、使う人の心を和ませてくれます。
一関市
さき織り
さき織りは、布を細かく裂いて横糸に使い、木綿の縦糸を織機にかけて織り上げたもので、布地の不規則な縞模様が素朴な味わいを醸し出します。布を大切に使った先人の知恵が今に生きる民芸品として、バッグや名刺入れなど、各方面より好評を博しています。
成島和紙
東和町で和紙の製造が始められたのは寛文元年以前と伝えられ、藩政時代は南部藩の御用紙にもなりました。終戦直後までは成島地区の数軒が和紙生産を行っていましたが、大量生産の洋紙の普及により和紙の需要が落ち込み、現在は和紙工芸館で生産されるのみとなりました。成島和紙は楮、三椏を原料に1枚1枚丁寧な手作業で漉き上げられており、日本最北の和紙としてその名が知れ渡っています。
坂田漆器店
漆の質・量共に日本一の浄法寺町で伝統を守りながら新たな風を取り入れてきた浄法寺塗りの歴史と誇りを感じさせる老舗である。「ひび割れたり色あせした漆器も捨てずにお持ち下さい、生きている日用使いの器ですから一生大切にお使い頂けます」と店主。 限りない愛情を感じさせる坂田の漆器を実際に手で触れ感じられるお店。
県北エリア
二戸市
なつかしの味手作り工房
1階は串もち・ごまかます・昔味きゃばもち・三色もち・食の匠認定の『雑穀水あめ』などの菓子やお惣菜などが販売されている。また2階には5名から10名程度で体験ができる工房があり、食の匠堀口京子さんからこの地方ならではの柳ばっとや手打ちそば・きびだんご・彼岸だんご作り・けんちん汁作りなど習うこともできる。