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平泉町
県南エリア
国指定重要文化財の野外能舞台がある。
無量光院跡【世界遺産】
三代秀衡が造営した無量光院(むりょうこういん)は宇治平等院(うじびょうどういん)の鳳凰堂(ほうおうどう)を模しています。その居館である伽羅(がらん)の御所に隣接した秀衡寺院でした。その遺跡のほとんどは水田化していますが、現在でも池跡(いけあと)・中島(なかじま)・堂礎(どうそ)が残っています。昭和27年の発掘調査の結果によると、東西に走る伽藍の軸線が東門・橋・中島・橋堂を貫いて、その先に金鶏山(きんけいざん)が望まれるという、壮大な寺院であったことが知られています。
達谷窟毘沙門堂
清衡が平泉に居を構える以前にも、すでにいくつかの寺院が平泉とその周辺に建立されていました。その一つが西光寺です。寺法によれば、坂上田村麻呂が蝦夷(えぞ)平定の際、毘沙門天(びしゃもんてん)の加護を謝して京の清水寺を模して毘沙門堂を建立、鞍馬寺にならって108体の多門天を奉ったのが始まりとされています。蝦夷と田村麻呂に係わる事情は、多くの物語、伝承となり、西光寺の寺伝にも色を添えています。毘沙門堂は2回にわたって焼失し、現在のものは昭和36年に再建されました。
毛越寺花菖蒲園
昭和28年に、東京の名園・堀切菖蒲園からハナショウブ100株を購入したのがはじまり。 以後も明治神宮はじめ全国の愛好家などから株が寄せられ、現在はその数約300種、3万株のハナショウブが咲く花名所となった。 メインイベントは開花に合わせてはじまるあやめ祭り。延年の舞公演や琴と尺八の演奏会、茶会など日本の豊かな伝統を伝える催しが数多く行われる。 【開花時期】6月下旬~7月上旬 【あやめ祭り】毎年6/20~7/10