
9月から10月にかけて、岩手県内では地域ごとに個性豊かな秋まつりが開催されます。
それぞれの祭りには、その土地の歴史や暮らし、信仰が色濃く息づいており、ただ観るだけでなく、地域の人々の想いや誇りに触れることができます。
年に一度の貴重な機会に、ぜひ岩手県を訪れ、各地の魅力あふれる秋まつりを体感してみてはいかがでしょうか。
記事作成:いわて観光キャンペーン推進協議会(2026年8月21日掲載)
花巻まつり
「430年以上の歴史を誇る花巻まつり」
岩手県のほぼ中央に位置する花巻市では、毎年秋になると「花巻まつり」が開かれます。
430 年を超える歴史と伝統を有する祭りで、炎ゆらめく美しい風流山車、一堂に会した台数で世界記録を達成した勇壮な神輿、 古来より踊り継がれてきた鹿踊・神楽権現舞、そして優雅な花巻ばやし踊りなど、花巻の伝統文化が咲き乱れます。
花巻まつりでは、2015年に「会場で披露される神輿の数」で世界記録を達成しています。その数なんと、114基!祭りの期間中は街中が熱気と興奮に包まれます。「豪華絢爛」という言葉が似合う東北屈指の秋まつりを、ぜひご堪能ください。
■開催期間 2026年9月11日(金)~13日(日)
■開催場所 上町「おまつり広場」(花巻市上町アーケード周辺)
■交通アクセス JR東北本線 花巻駅から徒歩約15分
■お問い合わせ 花巻まつり実行委員会(花巻市観光課)0198-41-3542
■詳しくはこちら 花巻市ホームページ【花巻まつり実行員会からのお知らせ】

盛岡秋まつり
「各町内自慢の山車が集結!盛岡に秋を呼ぶ風物詩」
1680年に第29代 南部重信公によって建立された盛岡八幡宮は、盛岡の総鎮守として知られており、人々の生活に根ざした信仰や祝い事の拠りどころとして、年間を通じ多くの参拝者で賑わっています。
そんな盛岡八幡宮の例大祭と合わせて行われるのが、各町内の山車が勢ぞろいして練り歩く「盛岡秋まつり」です。この祭りは、1709年に盛岡藩20万石の城下町23町が完成したのを祝い、各町の若者ら町衆がそれぞれ趣向を凝らした丁印などを盛岡八幡宮に奉納して、3日間御城下目抜き通りを練り歩いたのが始まりと伝えられています。
毎年、お盆が明ける頃から各町内で山車づくりが始まり、それと同時に祭りで披露する太鼓の練習もスタート。どこからともなく聞こえてくる太鼓の音色に、人々は秋が来たことを実感するのだそう。
祭りの見どころは、14日に行われる八幡下りパレードと15日に開かれる山車大絵巻パレードです。全ての山車が勢ぞろいして、太鼓の音を響かせながら市内を巡行。街角から突如として現れる大きな山車が、盛岡の街に秋の風を呼び込みます。
■開催期間 2026年9月14日(月)~16日(水)
■開催場所 盛岡八幡宮・盛岡市内一円
■交通アクセス JR東北本線 盛岡駅
■お問い合わせ 公益財団法人盛岡観光コンベンション協会 019-621-8800
■詳しくはこちら 盛岡秋まつり | 盛岡観光情報

大槌まつり
「伝統と熱気が交わる三陸・秋のまつり」
大槌まつりは、大槌稲荷神社と小鎚神社の2つの例大祭を総称した祭りです。
大槌稲荷神社の宵宮祭から始まり、小鎚神社の神輿渡御の宮入りまで、期間中は町中が沸き立つような熱気に包まれます。
見どころは、神輿が川を渡る「川渡御」。大槌稲荷神社では大槌川を、小鎚神社では小鎚川を、神輿とともに渡ります。水しぶきを上げながら川を進む神輿と担ぎ手の勇ましい姿は圧巻です。
また大槌稲荷神社の「曳舟まつり」では神輿を乗せた御召船を中心に町のシンボルである蓬莱島を目指し、湾内を周回する他、虎舞や鹿子踊、大神楽など町内17もの郷土芸能団体による渡御列、奉納演舞が一堂に会すなどたくさんの見どころがあります。
伝統と熱気が交わる3日間、秋を告げる三陸・大槌まつりにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
■開催期間 2026年9月18日(金)~20日(日)
■開催場所 大槌稲荷神社・小鎚神社・大槌町内中心部ほか
■交通アクセス 三陸鉄道リアス線 大槌駅から徒歩約15分
■お問い合わせ 一般社団法人大槌町観光交流協会 0193-42-5121
■詳しくはこちら 一般社団法人大槌町観光交流協会

久慈秋まつり
「600年以上続く県北エリア最大の秋まつり!」
岩手県北東部の沿岸に位置する久慈市では、毎年9月の第3金曜日から日曜日まで「久慈秋まつり」が開かれています。1360年代から600年以上続く歴史と伝統を誇る岩手県北最大規模のまつりで、五穀豊穣や除災招福を祈願・感謝するために開かれたのが始まりとされています。
「久慈秋まつり」の最大の見どころは、山車のパレードで、初日の「お通り」と最終日の「お還り」では市内にある全8組の山車と神輿が市内目抜き通りを練り歩きます。山車は、歌舞伎や歴史上の物語などをモチーフに趣向を凝らして毎年新しいものを制作。飾りがせり上がったり、煙が噴き出るなど仕掛けが施され、パレード中に山車組自慢の「音頭」とともに仕掛けが展開されると観客からは拍手と歓声が上がります。
前夜祭では山車と神輿が一同に集まり祭ばやしが街中に響き渡り、中日には郷土芸能パレードが行われ、最古の盆踊りともいわれる「ナニャドヤラ」などの流し踊りや、地元中学生によるソーランなどが披露され、前夜祭から最終日まで余すことなく楽しめるのも魅力の一つです。
■開催期間 2026年9月18日(金)~20日(日) ※9月17日(木)前夜祭
■開催場所 久慈市市街地中心部ほか
■交通アクセス JR八戸線 久慈駅から徒歩約10分
■お問い合わせ 久慈秋まつり実行委員会(一般社団法人久慈市観光物産協会)0194-66-9200
■詳しくはこちら 久慈秋まつり

日本のふるさと遠野まつり
「日本のふるさとが生んだ郷土芸能を味わい尽くす」
周囲を山々に囲まれた遠野市は、古くから内陸と沿岸を結ぶ交通の要衝として多くの人が行き交っていました。寒暖差が激しく、江戸時代には大きな凶作が度々起こり、こうした厳しい環境の中で人々の心の支えとなったのが、子々孫々と受け継がれてきた民話であり、郷土芸能だったのです。
現在、遠野市には60を超える郷土芸能団体があり、それらが一堂に会するのが「日本のふるさと遠野まつり」です。初日は「しし踊り」や「田植踊り」、「南部ばやし」、「さんさ踊り」、「神楽」など、さまざまな郷土芸能団体がパレードで練り歩きます。また、市街地を会場に市内のしし踊り団体が観客と共に一斉に踊る大迫力の「しし踊り大群舞」や、各神楽団体が集結する神楽共演会などが披露され、幻想的な雰囲気のまま夜が更けていきます。
2日目は伝統を誇る遠野郷八幡宮馬場において、遠野南部流鏑馬や郷土芸能パレードや神楽が披露されます。射手の後を介添奉行が「よう射たりや」と連呼しながら追う南部流鏑馬の作法は、全国でもここでしか見られない貴重なものです。
遠野の郷土芸能が一堂に会する「日本のふるさと遠野まつり」。脈々と受け継がれる郷土芸能をぜひお楽しみください。
■開催期間 2026年9月19日(土)~20日(日)
■開催場所 19日(土):市街地、20日(日):遠野郷八幡宮
■交通アクセス
19日(土):JR釜石線 遠野駅から徒歩約5分
20日(日):JR釜石線 遠野駅からタクシー又は有料シャトルバスを利用して約15分
※両日ともに、自家用車が駐車できる駐車場も準備
■お問い合わせ 一般社団法人遠野市観光協会 0198-62-1333
■詳しくはこちら 遠野時間|遠野市観光情報サイト

みやこ秋まつり
「華やかで美しい船山車と市民総出の手踊りは迫力満点!」
本州最東端に位置する宮古市は、三陸ならではのリアス海岸が美しい港町です。三陸復興国立公園にある浄土ヶ浜は、青々とした海に流紋岩(りゅうもんがん)と呼ばれる白い火山岩が林立する景勝地。夏は岩手を代表する海水浴場として人気を集めています。
古くから漁業が盛んな宮古市には、天然のアワビやウニ、真タラ、ミズダコ、ワカメなど、新鮮な海の幸が目白押し。宮古港にはクルーズ船をはじめとして、さまざまな船が寄港し、国内外を問わず多くの人がこの街を訪れています。
そんな宮古市で毎年9月に開かれるのが、「みやこ秋まつり」です。
「みやこ秋まつり」は1985年に社団法人陸中宮古青年会議所が始めたもので、現在は参加団体などによる「みやこ秋まつり実行委員会」が中心となって運営しています。
港町ならではの威勢のよい掛け声と、豪華に飾られた船山車、大地を揺るがすような太鼓の音は迫力満点。そして市民による手踊りのパレードが町を華やかに彩ります。
■開催期間 2026年9月19日(土)~20日(日)
■開催場所 宮古市中心市街地
■交通アクセス JR山田線 宮古駅から徒歩約1分
■お問い合わせ みやこ秋まつり実行委員会(一社)陸中宮古青年会議所 0193-65-7266
■詳しくはこちら みやこ秋まつり/岩手県宮古市 ホームページ Miyako City
山田祭り
「漁師町で繰り広げられる県無形民俗文化財指定の祭り」
岩手県沿岸中部にある山田町には、山田湾と船越湾があり日本有数の漁場として知られています。壁岩・磯・赤松など海岸性原生自然の景観に優れた船越半島は、「本州に残された最後の秘境」と言われ、三陸復興国立公園(旧陸中海岸国立公園)にも指定されています。
このように雄大な海の恵みにあふれる山田町では、毎年秋になると山田八幡宮と大杉神社の2つの神社の宵宮祭・例大祭を同時に行う「山田祭り」が開かれます。
享保19年に創建された山田八幡宮では、舎人と呼ばれる人々が神輿を担ぎ、1日をかけて町内を練り歩きます。21時を過ぎて山田八幡宮に戻った神輿を待ち受けるのは、神社の急な石段を上る「御階登り」。渾身の力を振り絞って石段の先にある御宮へと納めます。
一方、天明7年創建の大杉神社では、舎人たちが胸まで海に浸かって神輿を清める「御潮垢離(おしおごり)」を行います。最後は輿船(こしぶね)という小さな船に神輿を乗せて、海の神様を祀る明神岬で海上安全や大漁を祈願。その後、山田湾を一周する「海上渡御(かいじょうとぎょ)」を経て陸へと戻ります。
神霊を神輿に移し町内を巡回する神幸祭「山田の神幸行事」は令和6年に岩手県の「無形民俗文化財」に指定され、独自の文化が続く伝統ある祭りとして地元の人々に受け継がれています。
■開催期間 2026年9月19日(土)~21日(月)
■開催場所 山田町中心部
■交通アクセス 三陸鉄道リアス線 陸中山田駅から徒歩約10分
■お問い合わせ 一般社団法人山田町観光協会 0193-65-7901
■詳しくはこちら 山田祭り公式サイト

釜石まつり
「東北最古の船祭り『曳き船まつり』と豪華絢爛な神輿による『合同市内渡御』」
「釜石まつり」は、釜石市政30周年を記念して、昭和42年に、古くから伝わる尾崎神社の祭典と、釜石製鉄所の守護神社である山神社の祭典の合同祭として実施したのが始まりです。
例年10月の第3日曜日を含む金・土・日に開催され、初日は尾崎神社宵宮祭で神楽の奉納、中日には山神社宵宮祭のほか、「釜石まつり」最大の呼び物「曳き船まつり」が行われます。「曳き船まつり」は江戸時代から受け継がれる伝統行事で、尾崎半島にある尾崎神社の奥宮から船で御神体を渡御し、市内にある里宮まで奉還します。神輿を乗せたお召船を中心に十数隻の船が大漁旗をなびかせて港内をパレードします。船上では、虎舞や神楽が奉納され、岸壁の近くを通る船は迫力満点です。
最終日には、市内目抜き通りを虎舞や神楽、山車、手踊りのほか、両神社の豪華絢爛な神輿による合同市内渡御が行われ、伝統的な祭りの熱気が街を包み込みます。
■開催期間 2026年10月16日(金)~18日(日)
<詳細>
10月16日
尾崎神社宵宮祭18:00〜
10月17日
尾崎神社神輿海上渡御(曳き船まつり)11:30〜
日本製鉄山神社宵宮祭17:30〜
10月18日
尾崎神社・山神社合同祭11:20〜
両神社神輿合同市内渡御12:10〜 釜石物産センター駐車場発、13:00頃 薬師公園御旅所発
■開催場所 釜石市中心部・釜石港内(釜石市魚市場)
■交通アクセス 釜石中心部:JR釜石線 釜石駅から徒歩約15分、釜石湾内(釜石市魚市場):JR釜石線釜石駅から徒歩約20分
■お問い合わせ 一般社団法人釜石観光物産協会 0193-27-8172
■詳しくはこちら 【釜石の観光 かまなび】釜石観光物産協会公式サイト

掲載内容に関するお問合せ先
いわて観光キャンペーン推進協議会(岩手県商工労働観光部観光・プロモーション室内)TEL.019-629-5574
