この黒森山は古くから閉伊地方全域で信仰の対象とされてきた霊山で、平安から鎌倉期には神仏混仰の影響を受けて、人の世の菩薩救済の本願所として栄えていた山。標高311mの山腹は松・杉・モミの茂る昼なお暗い森でおおわれている。文治4年(1188)4月、平泉高館自害の1年前、義経は影武者の杉目行信を残してひそかに平泉を脱出して、この山で3年3ヶ月にわたり「大般若経」を書写し祈願したとの伝説が残っている。「黒森」は「九郎森」から転じた名である。
- 開催地
- 岩手県宮古市大字山口第4地割132
- 開催日時
- 2024年7月21日(日)
午前8:30頃~ - お問い合わせ
- 宮古市観光課
TEL. 0193-62-2111
FAX. 0193-63-9120