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「平泉」世界文化遺産登録10周年ー前編

平泉町

県南エリア

東北初の世界文化遺産として登録されてから、今年で10周年を迎える平泉。4月からは様々な記念事業も予定され期待が高まっています。(平泉世界遺産登録10周年2021の記念事業については、岩手県公式ホームページをご覧ください。)
文化遺産がぎゅっと集まった平泉は、ショートトリップにも最適。春まだ浅い1日を、わんこきょうだい・そばっちと一緒に楽しみました!(※取材日:2021年2月19日)

INDEX

  1. JR平泉駅
  2. 観自在王院跡
  3. 無量光院跡
  4. 金鶏山
  5. 平泉文化遺産センター

JR平泉駅

東北の駅百選にも選ばれている、平泉観光の玄関口。古い駅名標「平泉驛」の文字は、晩年中尊寺金色堂の再建に尽力した天台宗僧侶、今東光氏によるものです。

①ラッピングポストを発見。世界文化遺産登録10周年を記念して作られた「世界遺産平泉ポスト」は、平泉町内7カ所に設置されるそうです。旅先からの絵葉書を出したくなりますね。
②そばっちと元気に出発!

JR平泉駅(じぇいあーるひらいずみえき)

[所在地] 岩手県西磐井郡平泉町平泉字泉屋76  Google Mapで見る

平泉観光案内所

JR平泉駅に隣接しているので、まずはここで情報収集するのが便利。平泉の基本的な観光情報から、お食事処、宿泊情報まで何でも案内してもらえます。

マスク姿でも笑顔が明るいスタッフの皆さんと。

「今年の平泉は10周年事業のイベントをたくさん予定して、皆様のお越しをお待ちしております」と、事務局長の山平功二さん(写真左上)

平泉観光案内所(ひらいずみかんこうあんないじょ)

[所在地] 岩手県西磐井郡平泉町平泉泉屋61-7  Google Mapで見る
[電話] 0191-46-2110
[営業時間] 8:30~17:00
[定休日] 無休
https://hiraizumi.or.jp/

毛越寺

天台宗別格本山・毛越寺。慈覚大師によって嘉祥3年(850)に開かれ、平安時代後期に奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡が造営、わが国無二の霊地と称されました。伽藍(がらん)は度重なる災禍により焼失するも、現在は大泉が池を中心とする「浄土庭園」と伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存され、国より特別史跡、特別名勝の二重指定を受けています。
この日は、総務部次長の南洞法玲さんがお出迎えくださいました。

①そばっちが小さく見える大香炉。煙を浴びて身を清めます。

②毛越寺の御本尊は、病気を平癒し、身心の健康を守ってくださる薬師如来。そばっちも世界のコロナウイルス感染症鎮静を祈願して手を合わせました。
※取材日:2021年2月19日

③まだ雪が残る大泉が池。もう少しで一面の苑地美観が現れます。
南洞さんが、平泉が世界文化遺産に登録されてからの思い出をお話してくださいました。

④「毛越寺宝物館では4月17日から、重要無形民俗文化財である延年の舞と二十日夜祭のパネル展が開催されます。平泉に伝わる伝統文化にぜひ触れていただきたいです」と語る南洞さん。
⑤かわいらしいお守りは境内の販売所で購入できます。

観自在王院跡

奥州藤原氏二代基衡の妻が造営した寺院の遺跡。毛越寺とともに浄土式庭園の典型とされ「旧観自在王院庭園(きゅうかんじざいおういんていえん)」として国の名勝に指定されています。

※写真は桜シーズンのものです

 

無量光院跡

奥州藤原氏三代秀衡が宇治の平等院鳳凰堂を模して建てたといわれる寺院の跡。藤原氏滅亡後は消滅・荒廃し、池は水田化しましたが、遺跡は良好な状態で、国の特別史跡に指定されています。

※写真は桜シーズンのものです

金鶏山

奥州藤原氏における空間設計の基準となった信仰の山と考えられています。国の名勝に指定されており、雌雄一対の黄金の鶏を埋めたという伝説があります。

※写真は夏季のものです

平泉文化遺産センター

世界遺産に登録された資産を含めた「平泉の文化遺産」を、パネルや映像などでわかりやすく紹介しているガイダンス施設。史跡を訪れる前に見学すると、より深く平泉の歴史を理解することができます。

①800年を経て開花した「中尊寺ハス」の美しさにうっとり。そばっちのお顔にもハスが宿ってるよ!

②パネル展示を説明してくださった、参与の千葉信胤さん「平泉文化遺産センターは中尊寺と毛越寺のちょうど中間に位置しています。お立ち寄りいただいければ平泉のすばらしさをより知っていただけますので皆様ぜひどうぞ」

③スタッフの皆さんと10周年ポーズ!

そばっちと一緒!平泉の旅・後編につづく

※掲載の内容は、2021年2月19日のものです。
中尊寺写真:使用許可No.15091

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