主な経歴
2004年4月 同社 予約センター・フロント課 課長
2008年12月 いわて観光おもてなしマイスター 認定
平泉町
県南エリア
平成20年度
平泉は北緯39度、まさにみちのくの中央に位置しております。
奥州藤原氏ゆかりの地と云われ、黄金文化を今に残す平泉。この地は、輝かしく幸福であったでしょう歴史を肌で感じられる場所です。
景観条例により建物は歴史的景観を損なわない姿で統一され、決して派手ではありませんが、しかし重みのある町並みとなっております。町の人、ひとりひとりが素朴に且つ優しく旅の道先案内人になってくれます。(各所に案内所があります。)
平泉といえば、中尊寺、毛越寺を語らずにはおられません。
中尊寺は、山号「関山」と呼ばれ、衣河関が置かれておりました。建立した初代・清衡は、都から僧侶や仏師、職人を大量に招き、都の文化を導入しました。一山には本堂含め17のお寺がありますが、1番の見所はマルコ・ポーロに黄金の国と言わしめた光の聖堂・金色堂です。中尊寺には国宝・重要文化財が3000点以上も存在します。
毛越寺は二代・基衡が着手、三代・秀衡によって完成されました。山上の中尊寺に対し、平地に建てられた臨池式の大伽藍です。鎌倉時代の火災によって建物は焼失してしまいましたが、見事な庭園は、当時の華やかな日々を物語るべく、国の“特別史跡”“特別名勝”の二重指定を受けております。
どちらもみちのくに恒久平和をと願うべくして造られた場所で、現在のユネスコの精神に繋がるものがその当時から考えられていた事がすばらしいと思われます。
行事も延年の舞、薪能、曲水の宴等今でも引き継がれる貴重な催しが多くあります。
武蔵坊は平泉観光の中心に位置し、中尊寺、毛越寺の観光に最適な場所にあります。
こんこんと湧き出る自慢の湯、平泉唯一の元湯温泉であり、良質の美肌湯・効能湯として地元だけに限らず、隣県からもリピーターが訪れる程です。
また、国土交通大臣賞受賞、岩手の卓越技能「名工」を受賞している料理長が作る料理は、郷土の素材を生かし、大胆に且つ繊細に作られます。「数多く歩いたが、ここが一番美味しかった」と太鼓判を押される程。
スタッフ一同“感謝とおもてなしの心”を湯と料理にプラスしてお届けさせて頂いております。
昨年今年と2年連続で中尊寺の金盃に参席させて頂き、光栄な年の始まりとなりました事に深く感謝致しております。昨年は地震被害で心痛めた年となりましたが、今年は、平泉が世界遺産登録に向け再出発。私もマイスターとして初心に返って再出発の年です。
天真爛漫な私で申し訳ございませんが、私が出来る限り心を込めてお客様に温かい風をお伝えできますようおもてなしさせて頂きます。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。