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のだ窯
数々のコンテストでも高い評価を得ている陸前高田市出身の陶芸家・泉田之也さんの工房。野田村の土のほかに野田玉川鉱山で算出されたバラ鉱石を使うなど、地元にこだわった作品作りを続けている。工房はアジア民族造形館に隣接。野田村玉川にあるギャラリーIZUMITAからも作品を買い求められる。
野田村
県北エリア
香泥庵 野立窯
野田より原土を求め、釉薬はリンゴ灰等を原料として市内から採取できる材料により民芸調豊かな花巻ならではの焼物を志している。
県南エリア
花巻市
天然塩作り体験
長い歴史をもつ野田の塩は、海水を直接煮詰める「直煮製塩」という方法で作られていました。終戦直後の昭和20年には十府ヶ浦海岸に130を越える塩釜が建ち並んでいたといわれ米が一升5円だった当時、塩は一升35円。盛岡や秋田ではさらに高額な値段で取引されたといわれています。昭和24年に自給製塩が廃止されるとともにその伝統も一時途絶えていましたが近年体験イベントとして復活。この「天然塩作りの体験」は国民宿舎えぼし荘でできます。
花巻傘(和傘)滝田工芸
藩政時代士族の内職としてはじまったものが、明治維新後は本職とするようになり、大正8、9年には年間25万本ほどを生産する花巻物産の一つとなった。現在では、1軒だけが生産しているが、ミニ傘や壁掛け傘など、装飾品としても人気が高い。
りんご
甘い蜜がしっかり入った新里地域のりんごは、葉を取らない「葉とらずリンゴ」。遅雪の新里ならではで、通常のリンゴより糖度が3度くらい高いのが特徴です。
宮古市
沿岸エリア
花巻人形
泥人形の一種である花巻人形は、享保年間に花巻鍛治町の太田善四郎が京都の伏見人形、仙台の堤人形の技術を身につけて作り出したのはじまり。人形の種類は多彩で雛人形、恵比寿、大黒などの縁起ものから、干支、動物などモチーフもさまざまです。
鳴子系こけし
鳴子の伊藤松三郎の弟子、父末吉について木地挽を学び、昭和21年から鳴子系を継承し、昭和21年より制作している。
木偶乃坊こけし
無審査推奨工人の父実太郎について、昭和45年より木地挽を修業し、無描彩の作品を中心に制作している。宮沢賢治の姿を感じさせる形のこけしも人気がある。
雨ニモマケズのれん
宮沢賢治の代表作「雨ニモマケズ」の全文を染めあげた本染めの「のれん」は、伝統の染め技法で思いを込めて丁寧に染めています。 花巻で作られている染め物は宮沢賢治作品をモチーフにしたものが多く、のれんのほか、コースター、バッグ、前掛けなど花巻のお土産品として人気です。
忍び駒
稲わらを材料にした簡素な馬人形で花巻地方独特なもの。全国に馬にちなんだ郷土玩具は多いものの、ほかに類を見ません。恋などのためにわら馬をつくり、円万寺の観音堂に夜ひそかに納め、願い事の成就のお礼に黄や赤の布をしめて納めたという伝説をもつ。縁結びに由来する民芸品。
和紙張子
日本伝統手法である和紙張子は、十二支シリーズや岩手県南部に伝わる郷土芸能「鹿踊(ししおどり)」など色とりどりで可愛らしい形をした人形です。古くから成金縁起玩具として花巻地方に伝えられており、花巻のお土産としても人気を集めています。
瀬山焼
自宅近くの瀬山沢から採れる白色の質の高い陶土でつくられており、民芸調の花器や茶器、飾り皿などを得意とし、深い緑色の釉薬と青色の呉須釉薬と節目波紋が特徴。 宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」をモチーフにしていることも特徴的です。