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花巻市
県南エリア
奥羽33観音補陀洛の2番札所、清水寺と同じ坂上田村麻呂が東夷を平定時の建立。ここの馬頭観世音には忍び駒が伝わっており、この碑がある。また、高台に位置しており、展望地としても人気が高い。
早池峰神社
大同2年(807)早池峰山頂に建立した社がその始まりで、以来、早池峰山岳信仰の中心となってきた。度々火災に遭い、現在町内の岳集落にある建物は慶長17年(1612)に建てられたものである。ここには神事芸能として早池峰・岳神楽(国指定重要無形民俗文化財)が伝わっており、8月1日に例大祭が行われる。
円城寺門
この門は、もと和賀二子城の大手門の材料であったものを慶長19年(1614)の頃、時の花巻城主南部彦九郎政直が花巻城の築城整備にあたり、この材料を引き上げ、三の丸からめ手である円城寺坂に移築したもので、円城寺門と呼ばれている。市の文化財として指定されている。
光林寺
弘安3年(1280)にひらかれた時宗の寺。寺林城主・河野通重の嫡子、通次が開基し、彼はのちに時宗の開祖・一遍上人に帰依し、その協力を得て念仏道場を作ったと言われている。宝蔵庫に多くの重要文書を収蔵。美しい庭園では、カシワの巨木がひときわ目立っている。