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岩泉町
沿岸エリア
展望台の対岸の半島が熊の頭と鼻先に似ていることからこの名がついた。松林のある断崖の岬が3つ並んでいるのが見える。
安家森
安家森(標高1,239.1m)は北上山地の北部、岩泉町の北西部に連なる一角にある。このあたりは太平洋に注ぐ安家川の源流域で、安家森の山名はアイヌ語の「ワッカ」(清流)からきていると言われている。ダケカンバ、春はアズマギクやキンポウゲ、秋にはノコンギクなどがコースを彩る。山頂からは太平洋や早池峰山、岩手山も展望できる。登山口は葛巻町内にあり、登りの所要時間は約35分、その後安家平に下り、約50分で遠別岳へ登ることもできる。ブナやダケカンバ、イチイの巨木の林には、シダ類、アジサイ、クリンソウなどが茂る。
龍泉洞と龍泉新洞科学館
龍泉洞は日本三大鍾乳洞に数えられ、国の天然記念物にも指定されています。洞内はすでに知られているだけでも4,088m以上あり、その全容は5,000mに達するといわれています。また、奥から湧き出る清水が数箇所にわたって地底湖を形成しており、中でも第3地底湖は水深98mで、世界有数の透明度を誇っています。研ぎ澄まされた大自然の息吹を秘めるドラゴンブルーの湖水は洞内の無数の鍾乳石とともに幻想的な世界へいざないます。
櫃取湿原のミズバショウ
高森山、櫃取山などの北上山地に囲まれた櫃取湿原は、昭和58年に「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれた自然の宝庫。 春まだ浅い頃、ブナやミズナラ、ダケカンバの林の向こうにひっそりとミズバショウが白い花を開く。 灰色の樹木とその根元に点在するミズバショウのコントラストはヨーロッパの森を思わせる森閑としたたたずまい。 広い湿原内には日本短角牛も放牧されている。 【開花時期】5月上旬~中旬