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※掲載の内容は、2022年11月16日、11月17日のものです。
盛岡バスセンター
レトロな味わいで「エモさ」が人気だった旧盛岡バスセンターの閉鎖から6年。令和4年10月4日、待ちに待った新盛岡バスセンターがリニューアルオープンしました。
東西に分かれた2棟には、バスターミナル、バス待合室、マルシェ、フードホール、子育て支援センター、ホテルを設備。
人と地域の魅力をつなぐローカルハブが、力強く動き始めました。
バスターミナルは、全体がすっぽり屋根に覆われて、お天気が悪い日の乗降も助かります。
待合室では、旧バスセンターで使用していた思い出のベンチがきれいに張り替えられて現役続行中。
バス利用時はもちろん、それ以外でも気軽に立ち寄って利用できる東棟1階のマルシェ。
「福田パン」は、その場で具材を挟んでくれる人気店。早朝から営業しているので、この日も朝ごはん用に購入する方が続々と!
ランチから夜のお酒まで、フロア内でハシゴしたくなる東棟2階のフードホール。
2階の壁面に飾られているのは、旧バスセンターのアイアンロゴ!傷や剥がれた塗装も、半世紀以上の歴史を物語る勲章です。
リニューアル後も、そのまま受け継がれているロゴデザイン。とってもモダンで素敵ですよね。
3階のHOTEL MAZARIUMには、本格的なフィンランド式サウナを備えたスパがあります。
タオル・バスタオル無料で、手ぶら利用できるのが嬉しい!
長距離バス利用の方は早朝・深夜に、普段は仕事帰りのセルフロウリュもいいですね。
広いラウンジの壁面を埋め尽くすのは、オープン記念のワークショップで作られたウォールアート。
併設する「穐吉敏子ジャズミュージアム」では、貴重なレコードジャケットやステージ衣装が展示されています。
あたたかい光が、ほっとさせてくれる夕景。
生まれ変わった盛岡バスセンターは、記憶と希望の灯りをともしてくれたようです。
ここからまた、新しい盛岡の物語が始まりますね!
= 紺屋町・肴町・中ノ橋通 周辺 =
紺屋町番屋
大正ロマンあふれる六角形の望楼は、100年以上にわたり愛されてきた地域のシンボル。
消防屯所としての役割を終え、令和4年3月からは交流・体験施設としてリニューアルオープン。往時のままの花崗岩の石畳や、独特のゆがみがある窓ガラスなど、味わいのある空間が迎えてくれます。盛岡市景観重要建造物。
カフェのオリジナルブレンドコーヒーとケーキでほっこり。手づくりの切り紙がレトロチックでかわいい! クラフト作品の展示販売やのほか、はた織りなどの体験教室も開催されています。(休日のみ・事前予約制)
老舗白沢せんべい店
岩手のおみやげ、王道といえばやっぱり南部せんべい。
創業昭和11年、伝統的な「ごませんべい」をはじめ、ピーナッツやかぼちゃ、くるみ、チーズやコーヒー味など、多彩なラインナップは県産の南部地粉を使用した手づくりのおいしさです。
どれにしようか迷ったら、看板娘に相談!
創業者・白澤アエさんの孫娘、紅音(あかね)さんとお話しながら、色々選んでそばっちも大満足。
老舗白沢せんべい店
ござ九・森九商店
中津川を背に、風情ある格子戸が続く通り。ふらりと入ってみたくなる森九商店は「ござ九」の愛称で知られています。
所せましと並ぶ、民芸品、昔ながらの竹かごや使い勝手のよい箒、わらのスリッパなど。
現代の暮らしにも馴染みやすく、愛着がわく品物がいっぱいです。
歴史を感じる店構えは、江戸後期の豪商の面影を今に伝える盛岡市景観重要建造物。
岩手銀行赤レンガ館
日本銀行本店や東京駅を手がけた辰野金吾と、盛岡出身の葛西萬司による設計で、明治44年に完成。
平成24年まで100年余りにわたり銀行として使用された後、修復を経て、平成28年から公開施設となりオープンしました。
吹き抜けを囲むようにめぐらされた華やかな回廊や、重厚感のあるしつらえは、身を置くだけで心おどるような優雅な空間。
ここでは、そばっちも小さく見えるね!
赤煉瓦と白い花崗岩、緑のドームがとても印象的。盛岡の代表的な景観として、ポストカードなどにも多く描かれています。国指定重要文化財。
茶廊 車門
古き良き時代の喫茶店文化が残る盛岡の中でも、指折りの老舗。 昭和28年創業、土蔵を改修したクラシカルな店内は、時間までゆったり流れるよう。
この日はハヤシビーフライスと、大好きなクリームソーダをいただきました。ピザトーストもとろ~り、ふっくら。
オリジナルのパフェ、クリームあんみつなども人気で、世代を超えて愛され続けている純喫茶です。
茶廊 車門(さろう しゃもん)
- 住所
- 盛岡市肴町5-7
- お問い合わせ
- 019-651-5562
- アクセス
- 盛岡駅よりバス15分〜盛岡バスセンター〜徒歩3分/盛岡ICより車で30分
- 営業時間
- 11:00〜19:00
●定休日等:不定休ほぼ毎日開店
肴町商店街
岩手県で唯一、全天候型アーケード歩行者天国(10:00~21:00)の商店街「ホットライン肴町」。
その昔、鮮魚や乾物を扱う商人が多く住んだことに由来しており、現在は全長365mのエリアに様々なカテゴリの約80店舗が集っています。
盛岡バスセンターのリニューアルで、また熱いスポットになりそうですね!
もりおか啄木・賢治青春館
石川啄木と宮沢賢治が、多感な青春時代を過ごした頃の盛岡は、洋風の近代的な建築でモダンな街へと生まれ変わりつつありました。
明治43年に竣工した旧第九十銀行もその代表。保存活用策が練られ、平成14年に現在の姿となりました。
1階は常設展示、2階では作品展やコンサートなどの催事も行われています。国指定重要文化財。
光と音の体験室「スバル」は、金庫室だった空間。想像の銀河鉄道に乗って5分間のタイムトリップを。
「喫茶あこがれ」のティーセットは、素朴な盛岡駄菓子がおともです。
そば処 東家 本店
令和4年11月24日に、85年ぶりのリニューアルを終えた、東家本店。
「南部そば振舞」は、お手軽にいただける会席御膳。せいろ、かっけ、そばの実、クレープなど、多彩なアレンジで蕎麦づくしを堪能できます。
ランチで一番人気の「特製カツ丼」は、そば店ならではのだしと、アクセントの胡椒が効いた絶品の味。
新しくなった店内は、カウンターや個室も整い、ますます千客万来となりそうです。
= 鉈屋町・清水町・内丸 周辺 =
上の橋擬宝珠・中津川
南部藩主利直公が盛岡城を築くと同時に中津川に架けた橋。青銅製の擬宝珠は慶長の銘が刻まれ、これほど多数残っているのは大変珍しく、国の重要美術品に指定されています。
秋には中津川を遡上するサケの姿が見られることも。
まちの中に川が流れる、盛岡ならではの城下町らしさがあふれるスポットです。
らら・いわて 盛岡店
こだわりの、岩手の「味」と「技」がぎゅっと集まった県産品のお店。 伝統工芸品がプレゼントにぴったりのグッズになっていたり、季節限定商品が出ていたり。立ち寄るたびに新しい岩手の魅力を見つけるのが楽しみな場所です。
パッケージのキュートさに惹かれて、ついついお菓子をあれもこれも…。
らら・いわて
もりおか町家物語館
町家造りの景観が広がる北上川沿いの鉈屋町は、かつて舟運の要所として栄えたエリア。
もりおか町家物語館は、「懐かしの賑わいに出会う」をコンセプトに、旧岩手川鉈屋町工場の酒蔵を改修した6つのエリアで「交流する」「見る」「体験する」「食べる」「買う」が楽しめる、憩いと育みのコミュニティー施設です。
明治期に建てられた母家の「常居」は、大きな神棚がある主人の仕事場。圧巻の吹き抜けは、主を足蹴にしないという意味で二階を乗せないのだそうです。
階段箪笥をのぼると、2階は4つの和室。繊細な建具の装飾や、隠し部屋への扉などもありワクワクしてしまいました。
大正蔵2F「時空の展示室」は昭和レトロ空間。1階「時空(とき)の商店街」はショッピングとカフェ。ジェラートも食べて大満足です!
ボンネットバス
もりおか町家物語館で、ボンネットバスに遭遇!
県内各地のイベントや観光バスとして人気の一台。
冬期間は4輪駆動の強みを生かし、雪深い松川温泉までの一部区間を運行中。
走り続けて54年。レトロなフォルム、ラインとホイールに効かせた赤色がフォトジェニックですね。
ボンネットバス
- お問い合わせ
- 岩手県北バス 019-641-1212
南昌荘
鉱山開発の先駆者といわれる盛岡出身の実業家・瀬川安五郎の邸宅として、明治18年頃に建てられました。
時代とともに所有者が移り変わり増改築が繰り返されましたが、原敬夫妻の滞在や、伊藤博文が韓国皇太子殿下とともに盛岡を来訪した際、歓迎の園遊会が開催されるなど、貴重な歴史が刻まれてきた建物です。盛岡市の保護庭園・景観重要建造物/庭園は国の登録記念物。
池泉回遊式の庭園を眺めるひとときは格別。桜、緑、紅葉、雪、四季折々の美しさを求めて多くの人が訪れます。 抹茶とお菓子をいただきながら、そばっちと深まる秋を楽しみました。
旧石井県令邸
明治18~19年、第二代石井省一郎県令(現在の県知事)の私邸として建てられた、盛岡で最も古い本格的な煉瓦造建築。 様式や意匠が混在する全国でも珍しい洋館で、壁いちめんを覆うツタもフォーカルポイントです。 現在は撮影スタジオやアートスペースとして利用されています。盛岡市景観重要建造物。