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盛岡市
県央エリア
岩手県だけに見られる枝垂性のカツラ。雄株で、樹齢約170年、高さ22m。市内にあるシダレカツラはこの木を原木としている。
啄木望郷の丘
啄木夫妻の鎮魂のために郷土の山河を望む岩山山頂「啄木望郷の丘」には「啄木望郷の像」が建立されている。像はふるさとの姫神山に向い、啄木が最も愛した「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」の望郷歌の一首が刻まれている。そばには全国的にも例をみない詩人夫妻の「夫婦歌碑」が建てられ、啄木の「汽車の窓 はるかに北にふるさとの山見え来れば 襟を正すも」と、妻節子の「光り淡く こほろぎ啼きし夕より 秋の入り来とこの胸抱きぬ」の2句が刻まれている。志なかばにしてわずか20代の若さで貧しさのうちに病に冒され、相次いで世を去った二人は、今は歌となってふるさとの山河を見つめている。
山岸のカキツバタ群落
盛岡市の花でもあるカキツバタ。 この群生地が市街地から北東へ約4km、市内と岩泉を結ぶ国道455号線沿いの山岸・太平にある。 花期になると931平方メートルの敷地一面に爽やかな青紫の花が咲き乱れ、黄緑の葉色にも映えてそれは見事な眺め。 敷地内には東屋と駐車スペースもあるため、市民の憩いのスポットにもなっている。 県指定の天然記念物であり、保護活動もさかんに行われている。 開花/6月上旬~6月中旬
高松公園(高松の池)
盛岡の治水のために、1660年代から造られた堤が高松の池。「上田の堤」と呼ばれていたこの堤は4か所あり、その一つが現在の高松の池になっている。満水面積10.5haで、「日本さくらの名所百選」にも名を連ねる桜の名所で、夏にはボート、秋の紅葉、冬の白鳥など、四季の行楽地として市民の憩いの場になっている。 【バラ園】 約40種以上のバラが植えられており、例年6月中旬頃には見頃となる。入場無料。時間制限なし。 【ボタン園】 200本を超えるボタン・シャクヤクが植えられており、5月中旬~下旬が見頃。入場無料。時間制限なし。