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八幡沼
標高1,613mの八幡平頂上に到着。展望台から眼下に見えるのは周囲1.5kmの八幡沼。日本で唯一のアスピーテ火山の火口湖で、八幡平にある池や沼の中では一番大きい。よく見ると、深さによって色が微妙に違う。展望台からは岩手山、八甲田山、岩木山、鳥海山など、東北の名峰が見渡せる。沼の西側に山小屋「陵雲荘」があり、荒天時は宿泊できる。木道に沿って沼を1周すると約1時間余り。夏から初秋にかけては、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、チングルマ、ワタスゲと、季節の移ろいとともに見ることができる。
八幡平市
県央エリア
不動の滝
三段からなる名滝・不動の滝は「日本の滝百選」の一つに数えられているほか、「岩手の名水二十選」にも認定されています。周囲の静かな空気を震わせ、高さ15mの滝が白い飛沫を上げて垂直に流れ落ちる様は圧巻。この不動の滝は修験者の道場だったといわれ、森閑とした一帯は今なおその雰囲気が漂っており、滝の中程には石彫不動明王が安置されています。
蓬莱境
藤七温泉の東側にある蓬莱境は、八幡平火山が噴火した時に転がり出た溶岩が集まってできたもので、巨岩や怪石がゴロゴロ。何千年もの時間が流れる間に溶岩も冷め、コメツガやアオモリトドマツが生い茂り、窪地には水がたまって美しい蓬莱沼ができた。自然の力で変形した古木が森を形成し、霧のかかった日は特にも幻想的な景色になる。約40分のトレッキングコースは倒れた木の間をくぐったり、まるで天然のアスレチックコース。途中には透明な水をたたえた蓬莱沼や天然記念物・モリアオガエルが産卵する森などがある。
焼走り熔岩流(国指定特別天然記念物)
岩手山は歴史上過去5回ほど噴火しており、これは1732年に噴火したときのもので、噴出口から末端までの長さが3km、幅が1.5kmの規模です。黒く固まった熔岩が岩手山北東の山腹に積み重なり、この一帯は未だに植物が育ちにくくなっています。
八幡平
十和田八幡平国立公園の一部である八幡平は、岩手・秋田両県にまたがり、奥羽山脈の脊梁を成す山を中心とする高原一帯と、その東の源太森・茶臼岳、南の畚岳・藤七温泉、西の蒸ノ湯・焼山一帯を含む総称として用いられます。アスピーテ型地形を成しており、ダケカンバやアオモリトドマツの樹海の中には八幡沼などの数々の火口沼、ニッコウキスゲやミズバショウなどの高山植物が、なだらかな散策道のまわりに広がります。また、雄大な岩手山の姿を望みながら大自然を満喫できる絶好のドライブコース「八幡平アスピーテライン」「八幡平樹海ライン」があり、県境には駐車場、レストハウスも完備されています。
八幡平アスピーテライン
「アスピーテ」とは、楯を伏せたような形の火山を示す名称。岩手と秋田の両県にまたがり、八幡平を横断する全長約27kmのドライブウェイ。茶臼岳の山腹を縫って走る道から南に岩手山が眺められ、樹林の中に青い湖沼やアオモリトドマツの枯れた木々が八幡平ならではの景観を作り出しています。4月中旬、冬期間の通行禁止が解除となる八幡平アスピーテラインは、まだ道路の両側に数mの雪が残り、「雪の回廊」となります。通行可能期間4月中旬から11月上旬。ただし、凍結の危険があるときは通行止めになることがあります。 【2024シーズン】 令和6年4月15日(月)10:00~開通予定> 天候により変更になる場合がございますので、ご注意下さい。
八幡平樹海ライン
文字どおり八幡平の樹海を通り抜け、松川温泉と藤七温泉を結ぶ道路。頂上でアスピーテラインとつながる絶好のドライブコース。岩手山の雄大な眺めや涼風の滝、太古の息吹(温泉の源泉)なども見られる。特に、新緑や紅葉の時期には素晴らしい景観を楽しめる。通行可能期間4月下旬から11月上旬。ただし、凍結の危険があるときは通行止めになることがあります。 【2024シーズン】 令和6年4月26日(金)10:00~開通予定 天候により変更になる場合がございますので、ご注意下さい。
智恵の滝
這ってでもいく覚悟の人だけが見られる秘境の大滝。はるか山の上のほうからごうごうと爆音だけが聞こえ、その姿は急斜面を下って、川床に降り立つまで見えない。豊富な水量と、約15mの落差が巻き起こす涼しい爆風で、それまでの汗もいっぺんに吹き飛ぶほど。足元が悪いため山歩きに適した服装、靴が必要。智恵の滝までJR花輪線兄畑駅から車で30分の後徒歩で30分
見返峠
八幡平アスピーテラインを上り、秋田県境には見返峠駐車場、山頂レストハウスがあり、眺望がよく、岩手山から続く裏岩手連峰が一望できる。 駐車場から頂上までの散策路の途中、見返峠稜線に展望台があり、岩手山はもちろん、早池峰山、秋田駒ヶ岳などが一望できる。天気がよければ鳥海山も望める。