宮沢賢治
花巻市出身。文学・教育・農業・地質学・宗教など、数々の分野で才能を発揮した。盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)に首席で入学し地質調査研究を行ない、卒業後は農学校や羅須地人会で農民の教育・指導にあたった。文学面では心象スケッチ(詩集)「春と修羅」、童話集「注文の多い料理店」などを刊行。日蓮宗の熱心な信者でもあり、作品にもその宗教的な思想が見られる。郷土岩手をこよなく愛し、理想郷と位置づけ『イーハトーブ』と呼んだ。県内あちこちに足を運んでいたため、歌碑や詩碑などが点在している。昭和8年、急性肺炎でこの世を去った。命日の9月21日に賢治祭が開かれている。