天台宗北上山新通法寺正覚院(御堂観音堂)
俗に御堂観音と称されている、ここ「天台宗北上山新通法寺正覚院」は、大同2年6月坂上田村麻呂将軍が祈願所として建立されたといわれ、その一族である僧、了慶がひらいたと伝えられています。宝暦8年(1758)堂が焼失すると、ときの南部藩主利雄公が宝暦13年復元をしたと棟札に記されています。現在の堂は昭和43年に焼失し、同45年再興のものです。本堂の千手観音像は南部氏がここを領地にした際、守り本尊として当院に寄進し、今日に及んでいます。また境内には北上川の源泉(ゆはずの泉)があります。