南本内岳
栗駒国定公園の一部にも指定されている南本内岳(標高1486m)は、地図にない山として昭和48年に発見され、昭和57年には作家の中津文彦氏がこの山をテーマとした「黄金流砂」を書き第28回江戸川乱歩賞を受賞したことで全国的に認知されるようになった。貴重な植物も生育しており中腹の湿原にはミズバショウ、リュウキンカ、ハクサンチドリ、キヌガサソウ、山頂付近はハクサンフーロ、チングルマ、ドウタン、シャクナゲなどが咲き乱れる。山頂からは北に岩手山、東に早池峰山、向かいには牛形山、西に鳥海山、そして南方彼方には遠く月山の白い峰々を望むことができる。6月末山開き